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温泉を偽装

温泉ブームに伴って発生した問題

温泉というものは観光という観点からすれば非常に高い経済効果が期待できる逸品となっている。もちろん温泉だけでは商売として成り立たない部分はあるため一概には言えないが、それでも温泉というブランドは入浴という文化にして積極的な日本人からすれば、魅力的なものであることに変わりはない。そんな温泉について、今から11年ほど前に起きた問題がある、それこそ有名な温泉地が問題の焦点にもなった『温泉偽装問題』についてです。

問題はいくつかありますが例としてあげると、

  • 1.長野県にある白骨温泉にて、入浴剤が使用されていたことが判明する。入浴剤こそ使用する分には問題ないが、理想とする温泉のあり方を求めるがゆえの行動だったこともあって話題を呼んでしまうが、この話を起点に隔地で様々な偽装問題が発覚する。
  • 2.次に問題が明らかになったのは群馬県は伊香保温泉にて、一部旅館で温泉に水道水が使用さしていることが判明する。また経営者が開き直った態度を見せたことで多大な批判を招くこととなり、問題が広く伝播していくのに時間は掛からなかった。

こういったような話題が当時世の中をある意味で席巻した。ブームというブームが既に到来していたため、観光に訪れる人にとっては自分が訪れた温泉は適切に運営しているか、偽装はしていないかなどといった心配をしていただろう。最近でも天然温泉などと偽装して、ただ水道水を沸かしただけのお風呂を提供していたホテルなどもあるなど、温泉と偽装問題というのはどこか切り離せない物があるのかもしれない。入浴剤を使用する事は禁止されていないが、それでも事の発端を暴き出したという意味では白骨温泉の例はある意味大きな転換期でもある。

幸か不幸かはともかくとして、温泉というものは天然ものであるがゆえのリスクも存在していることを証明した事件となった。

偽装している温泉の見分け方

ただ素人目線で温泉の偽装などという物を見抜けるような鑑定眼を持っている人はそうそういない。そのため気づかぬまま騙されてしまい、後になってなんで気付かなかったと後悔する人もいるが、そもそも見分けるための手段を知らなければ騙されてもしょうがない。後にも先にも悔やんでも騙されたという事実は覆らないため、そう思いながらも満足して過ごせたという点を喜ぶべきだろう。

でもこれから先はなるべく騙されないようにしたいと思っているなら、一応偽装しているかもしれないという見分け方はあるので紹介しよう。温泉偽装を見分けられるかもしれないコツとして、

  • 効能成分が多い温泉
  • かけ流し温泉か循環温泉か

この二つで見分けはある程度つくという。効能成分が多いと入っても、先に話した三朝温泉がじゃあ偽装しているのかという話になってしまう。効能については正直見分けが付けられるかどうかはかなり曖昧なところ、そのため偽装を見分けるポイントとしては温泉が、かけ流しか循環かの違いといったところだ。

この二つの違いとしては温泉の源泉を最初から最後まで使用するかしないかといった点となっている。おおまかな部分もあるためもう少し詳細に説明すると、循環温泉とは源泉となる温泉を利用し、そのあふれた温泉を再利用する仕組みを取っている。一方のかけ流しは一度使用した源泉があふれた物を再利用しない物をかけ流し温泉と呼んでいる。どちらがいいかという点については難しいところだが、色々な点を考慮すれば、かけ流し温泉のほうが総合的に良いと言える材料はある。良い点と言っても単純に衛生面できちんと管理できている可能性が高いという点であり、どの温泉についても心配する必要はないのだが、経営者の判断如何でそれが全てを左右することにもなりかねないため、不衛生な温泉というのも残念ながら存在している。

循環風呂というもの

かけ流し温泉のほうがまだいいという風に述べるつもりはない、最終的に温泉をきちんと管理できているかどうかは経営者の手腕などがモノを言う。ただ金儲けを目的としているのであればどこかズボラとなる箇所が出てきてもおかしいことではない。この時もしも循環風呂だったら人体にも決して少なくない影響力を与えるのがレジオネラ菌の存在だ。実際、管理があまりに杜撰だったためレジオネラ菌が大量発生している温泉に浸かったため、死亡したという事故も事実として発生している。

こうした点も温泉の効能などにつられてしまい、また温泉がしっかりと管理できている旅館だったかどうかも分からないまま選択してしまった許されない事件だ。こうした問題もあって利用する温泉というものも慎重に選ばなければいけないところもある。

温泉の効能と理想的な選び方