花湯まつり

5月3・4日二日間にかけて行われる祭り「陣所」(大綱引き)が見所。三朝温泉のお湯に感謝を捧げる祭り。

更新日:2011-04-22

花湯まつり
花湯まつり

毎年5月3日・4日に行われる花湯まつり。

お釈迦様の誕生を祝い、湯の恵みに感謝するとともに、その年の豊作と商売繁盛を願う綱引き神事『陣所』が祭りのメインです。
『陣所』の大綱引きは東西に分かれて引き合う伝統行事で、「東が勝てば豊作、西が勝てば商売繁盛」と言われています。藤カズラで編んだ長さ80m、重さ2tの綱に触ると無病息災といわれ、多くの観光客が綱引きに参加します。カズラで作られた縄は全国でも珍しく、『陣所の館』ではこの陣所の綱が展示・紹介されています。

陣所の特徴

『陣所』の綱には雄綱と雌綱があり、先端には壺口という輪を作って持ちます。
三朝温泉街を東西に分ける場所に「緑門」をつくり、そこへ夕刻になると綱、壺口を”ドシンドシン”と地面に打ちつけながら引き出します。
緑門を挟んで雄綱が東、雌綱が西に揃った所で、神官のお払いがあり、開始の合図とともに雌雄の綱を若衆が持ち上げ空中に建て増す。その立ち上がった綱の上へ各々一人づつが乗り、壺口をコントロールします。
3〜4回のもみ合い、絡み合いの後、雌綱の壺口へ雄綱の壺口を通し、「かせ木」という貫き棒を差し込み固定させ、統合させます。それと同時に緑門上の大提灯が消され、これを合図に地元民、観光客数百人が「ワッショイ、ワッショイ!」と引き合います。総指揮者1人、取締りが東西10人づつ出て提灯を振り、綱を引く呼吸を合わせます。勝負の時間は短くて10分、長いときには30分を超えることがあります。

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